Sony Music Publishing と Warner Chappell Music を含む 35 の音楽出版社は 8 月 28 日、Claude シリーズの学習データとして楽曲歌詞を大規模かつ無断で複製・利用したとして、Anthropic および CEO の Dario Amodei、共同創業者 Benjamin Mann を米カリフォルニア北部地区連邦地裁に提訴しました。TechCrunch は 8 月 29 日付の記事で「一連の音楽著作権訴訟のなかで最大規模」と伝えています。
主なポイント
- 訴状は「数万曲規模の楽曲を対象にした違法な torrent、スクレイピング、ダウンロードを組み合わせた露骨な侵害キャンペーン」と主張し、対象作品は Sony/Warner が権利を持つ数万件の楽曲構成に及ぶ
- 学習データ源として MusixMatch や LyricFind などライセンス歌詞サイトからのスクレイピング、Common Crawl / The Pile / Books3 の利用、古書を「破壊的スキャン」で電子化した内部ライブラリの構築を挙げる
- 請求内容は故意侵害 1 作品あたり最大 15 万ドルの法定損害賠償と、著作権管理情報の除去・改変につき 1 件最大 2.5 万ドル。Claude が歌詞を逐語または近似で出力する事例も証拠として添付
- 音楽業界の対 Anthropic 訴訟としては 2024 年の Concord 主導訴訟、2026 年 3 月の BMG、8 月 17 日の Round Hill Music に続く 4 件目で、今回で「大手 3 出版社すべて」が対峙する構図
- Anthropic は「主張には同意せず法廷で反論する」とコメント。同社は書籍著者との訴訟で今年 15 億ドルの和解に応じており、生成 AI と著作権を巡る裁判の主戦場が音楽領域へ広がる
出典: Sony Music, Warner sue Anthropic, alleging a "brazen campaign" of intellectual property theft