ソニーグループは 7 月 31 日、交換レンズ大手タムロンに対する完全子会社化提案について「タムロンの技術力とソニーの製品開発力を組み合わせることで、イメージング事業のさらなる発展に貢献できる」と提案の狙いを説明した。提案は非拘束型で、タムロン側は 7 月 30 日に受領を認め特別委員会を設置している。
主なポイント
- ソニーはすでに株式の約 15% を保有しており、追加取得により完全子会社化を目指す。買収規模は 2,000 億円前後と報じられる
- タムロンは埼玉県さいたま市に本社を置く独立系レンズメーカーで、ミラーレス向けズーム / 単焦点で高いシェアを持つ。近年はソニー E マウント製品が主力
- 提案は非拘束的で、タムロン取締役会は独立社外取締役を中心とした特別委員会を設置し、企業価値最大化の観点から検討する。現時点で公表事項はないと同社は説明
- ソニーは半導体イメージセンサーで世界首位級、TSMC との合弁でセンサー製造能力を拡張する計画も進行中で、レンズ資産の内製化はイメージング垂直統合の総仕上げとなる
- ミラーレス市場は Canon / Nikon との三強体制が続くなか、独立系レンズメーカーの再編は交換レンズエコシステム全体に影響する可能性がある