Rust プロジェクトのコア 5 チームは 8 月 5 日、rust-lang/rust モノレポに対する LLM 利用の運用ポリシーを採択しました。原案は Jynn Nelson 氏によるもので、コンパイラ本体への LLM 由来コード流入と、LLM が量産する issue・レビューコメントの扱いを明文化します。
主なポイント
- 中核原則: LLM は『answer / analyze / distill / refine / check / suggest / review』に使ってよいが、『create』には使わない
- 適用対象: (1) PR をレビュー・モデレートする者、(2) LLM 生成コードを含む PR を出す者、(3) LLM を用いて発見した issue を起票する者、(4) LLM の出力を直接引用する comment を書く者
- 許容される用途でも LLM 使用の開示 (disclosure) を必須化し、レビュアーが判断コストを掛けやすくする
- Rust プロジェクト全体の公式立場ではなく、あくまで rust-lang/rust リポジトリに関わる 5 チームが採用したローカルルール。他リポジトリには自動適用されない
- コンパイラ・標準ライブラリという中核基盤において、AI コーディングエージェント時代の「機械が書いたコードを人間が引き受ける」責任分界を先行して定義した動き
出典: rust-lang/rust is adopting an LLM policy (Inside Rust Blog)