Python のデータ検証ライブラリ Pydantic の 2.14.1 が 10 月 11 日に公開されました。Python 3.9 のサポート終了と Python 3.15 対応を含む 10 月 8 日の 2.14.0 に続くパッチリリースで、検証の抜けを塞ぐ修正が含まれます。FastAPI などを通じて Pydantic で入力を検証しているアプリでは、これまで通っていた値が拒否される場合があります。

主なポイント

  • Python の Decimal 検証で、max_digits から導かれる整数部の桁数上限が適用されるようになりました。
  • timedelta への範囲外の整数入力が拒否されるようになりました。
  • TypedDict を継承した場合も closed と extra_items が引き継がれ、Sequence 検証で named tuple を扱えるようになりました。
  • Python 3.10.0 で ForwardRef が TypeError になる問題と、可変長キーワード引数を持つ arguments-v3 スキーマの不具合を修正しました。
  • モデルのフィールド検証で tuple や dict の余分な割り当てを減らし、性能を改善しました。

出典: Release v2.14.1 · pydantic/pydantic