Microsoft は 10 月 7 日 (UTC)、E2E テスト基盤 Playwright の 1.64.0 を公開しました。ブラウザ内の WebMCP ツールをテストから直接呼び出す新 API に加え、ロケータの範囲指定や動画収録の品質向上など、エージェント検証と調査性の双方を押し上げる更新がまとまっています。

主なポイント

  • 試験的に page.webmcp / frame.webmcp が追加され、ページが WebMCP ブラウザ API で登録したツールを列挙 (list()) し、名前と引数で呼び出せます。利用には Chromium の --enable-features=WebMCP が必要で、Playwright MCP は既定で有効、playwright-cli にも webmcp-list / webmcp-call が追加されています。
  • 新しい locator.within(parent) で親ロケータの範囲内に相対ロケータを閉じ込められ、page.getByRole('cell').nth(2).within(page.getByRole('row')) のような式が各行ごとに評価されます。page.getByRef('e2') で ariaSnapshot() が返す aria 参照から要素を直接掴めるようになりました。
  • 動画収録は VP9 に切り替わり、fps と style オプションでフレームレートとアクション点・ハイライトの CSS を指定できます。page.content() には includeShadow が加わり、Shadow DOM を宣言的に書き出せます。テストランナー側では --shuffle のランダム実行、testProject.default の除外既定、test.describe.configure の lock などが入りました。
  • 破壊的変更として、デバイスディスクリプタの screen プロパティが window.screen やメディアクエリにも反映されるようになり、visibility: hidden な iframe 内の要素は非表示として扱われます。同梱ブラウザは Chromium 156、Firefox 157、WebKit 27.2 に更新されました。

出典: Release v1.64.0 — microsoft/playwright (GitHub)