OpenAI の公式 Python SDK openai が 10 月 9 日 (UTC) に v3.27.0 と v3.28.0 を続けて公開しました。いずれもベータの Agents 系 API で使う「OpenAI がホストする実行環境」に関する追加で、エージェントの起動待ちを減らしたい開発者や、環境の状態を Webhook で監視したい開発者に関係します。ただしコミットには、事前準備 (prewarming) の利用にはアクセス権と OpenAI-Beta: agents=v1 ヘッダーが引き続き必要と記されています。

主なポイント

  • v3.27.0 ではホスト環境の作成と一覧取得 (ページング対応) が加わり、ベータの Agents セッションを環境 ID で事前準備済みの環境に紐付けられるようになりました。
  • 環境の状態として単独の「ready」が追加され、ready と failed の Webhook イベントを SDK で解析できます。
  • v3.28.0 では環境の「suspended」(一時停止) と「expired」(期限切れ) を表すストリームイベントと Webhook イベントの型が追加され、Webhook 購読の作成・更新・テストでも新しいイベント名を指定できます。
  • コミットによれば、SDK 側の対応とサーバー側の機能有効化は別の段階で、全員がすぐに使えるとは限りません。
  • 依存関係では PyJWT のセキュリティ制約が 2.14.0 に更新されています。

出典: Release v3.28.0 · openai/openai-python / Release v3.27.0