OpenAI は 8 月 6 日、Apple が 7 月 10 日に北カリフォルニア連邦地裁に起こした営業秘密侵害訴訟について、却下 (motion to dismiss) を申立てました。「OpenAI は Apple の営業秘密を必要とも欲してもいない」「作っているのは Apple の製品とは根本的に異なるものだ」と主張し、事実関係と法律要件の両面で全面反論しています。
主なポイント
- OpenAI は「Apple は営業秘密として保護すべき情報を具体的に特定しておらず、被告らによる不正取得の合理的な主張も提示していない」と要件不足を指摘
- 名指しされた Chief Hardware Officer の Tang Yew Tan 氏 (元 iPhone / Apple Watch 製品設計 VP、Apple 在籍 24 年) について「Jony Ive 氏との io Products 共同創業のために正当な手続で移籍した」と防衛
- Apple 側は「面接時に部品持参を強要」「元 Apple 社員 40 名以上への保全通知」など組織的な機密流出を主張していたが、OpenAI は「事前の適切な調査を欠く不当な提訴」と反論
- Apple が求める予備的差止命令 (preliminary injunction) のヒアリングは 10 月 1 日に予定
- IPO 準備中の OpenAI にとって長期化する訴訟リスクを早期に切り離す狙いがあり、AI ハードウェア開発計画への影響が焦点
出典: OpenAI Asks Judge to Dismiss Apple's Trade Secrets Lawsuit