OpenAI は 7 月 31 日、ChatGPT Voice および API 経由で GPT-Live が生成する音声に、Google DeepMind の SynthID 音声透かしを埋め込む更新を公開しました。同社の公開検証ツールでも音声の来歴確認に対応させ、外部の報道機関や SNS プラットフォームが自前のワークフローに組み込めるよう検証 API も同時に開放しました。8 月 2 日に控えた EU AI 法第 50 条の透明性義務発効を前提としたリリースです。

主なポイント

  • 対象は GPT-Live 経由の音声生成全般。ChatGPT Voice と OpenAI API のいずれの経路で作られた音声にも SynthID 透かしが自動付与される
  • 5 月に導入した画像向け SynthID 対応を音声モダリティに拡大した形。公開検証ツールは画像に加え音声にも対応
  • 新たに公開された検証 API により、報道機関のチェック工程やコンテンツプラットフォームの投稿受付、企業のコンプライアンス監査などから、音声ファイルが OpenAI 由来かどうかを問い合わせられる
  • EU AI 法第 50 条は AI 生成音声・映像・テキストの明示と技術的検出可能性を義務付ける。違反時の制裁金は最大 1,500 万ユーロまたは世界売上高 3%
  • SynthID は透かし除去や再エンコードに一定の耐性を持たせた設計だが、OpenAI は "supported audio" に限る旨を明記しており、旧モデル生成物や外部改変音声には保証がない

出典: Advancing content provenance for a safer, more transparent AI ecosystem