OpenAI が近数週間にわたり、Anthropic や Google などライバル各社と協調して前線 AI モデルの開発速度を意図的に減速することがシャーマン反トラスト法に抵触しないかを、米連邦議会議員へ非公式に照会していることが 2026 年 9 月 11 日に報じられました。同社主任科学者 Jakub Pachocki 氏が 9 月 6 日にブログで安全のための開発速度調整を提唱して以降、法的枠組みの整備が課題として浮上していました。

主なポイント

  • 安全性を理由にした業界共同のスロー化は「複数競合が共同で供給・産出を制限する行為」と法的に類似して見えるため、シャーマン法 1 条違反リスクが指摘されている
  • 7 月に提出された超党派法案 Collaboration on Adversarial Threats and Security Risks Act は AI 安全共同行動へのセーフハーバー付与を意図するが、下院司法委員会で審議未着手
  • Anthropic CEO の Dario Amodei 氏が同時期に発表したエッセイでも第三者評価者アクセスと業界横断の共通安全基準を提唱、業界の方向性は「pacing (ペーシング)」に収斂しつつある
  • Fortune の 9 月 12 日インタビューで Altman 氏は「他社と足並みを揃える意向がある」と述べ、法的整理を先行させたい姿勢を示した

出典: OpenAI Turns to Congress Over Antitrust Fears Around Coordinated AI Slowdown