Financial Times が 9 月 18 日、OpenAI がある大型計算基盤契約で共有した内部資料をもとに、同社のフリーキャッシュフローが 2026 年から 2030 年末までに累計マイナス 2,780 億ドルに達すると見込まれていると報じ、Bloomberg など各紙も追随しました。営業収益の急拡大より計算コストの伸びが上回る構図で、追加調達の交渉が並行して進んでいます。
主なポイント
- 内部資料は 2026 年の売上 360 億ドルから 2030 年に 3,500 億ドルへの伸びを想定しつつ、同期間の計算・インフラ支出が約 8,560 億ドル規模になると試算
- Financial Times は 7 月時点で共有された資料を入手したと説明。監査済みの決算ではなく将来予測に過ぎない点を強調している
- Sam Altman CEO は次回の私的調達で 1.2 兆ドル以上の評価額を目指す議論を始めており、株式・負債を組み合わせた調達も検討対象
- 巨額投資の裏で電力・GPU 供給が制約要因になっており、Oracle・SoftBank・Microsoft との計算契約が財務モデルを支える構造
- OpenAI と Microsoft は現在も再交渉中で、想定通り収益化が進まない場合の資金繰りリスクが指摘されている
出典: OpenAI Projects Burning Through $278 Billion by 2030, FT Says — Bloomberg