Bloomberg は 7 月 28 日、台湾・基隆地検が NVIDIA の現職シニアビジネスデベロップメント担当を、AI サーバーの対中密輸疑惑に関連して拘束したと報じました。7 月 24 日に自宅と NVIDIA 台北事務所の机が家宅捜索を受け、その後裁判所が偽造・背任の疑いで拘束を承認しました。現時点で計 7 名 (NVIDIA 1 名、Super Micron 2 名、Albatron Technology 1 名ほか) が身柄を拘束されており、Super Micro 製 AI サーバー約 50 台を対中に流したとする容疑です。

主なポイント

  • 拘束された人物はエンドユーザー証明書と KYC 文書の署名者として、米輸出審査を通過させる書類偽造に関与したと検察は主張
  • NVIDIA は PCMag に対し「GPU 密輸は容認できない」との声明を発表し、OEM を含む正規パートナー経由の販売はすべて米輸出規制に準拠していると強調
  • 米商務省は 2022 年以降、A100 / H100 / H200 など高性能アクセラレータの対中輸出を段階的に制限しており、Super Micro などサーバー OEM 経由の迂回ルートが調査対象化
  • 直近の類似摘発として、米当局は Super Micro 共同創業者を密輸計画容疑で起訴済み。Forbes は同社株価が 25% 急落と報道
  • Nvidia の Taipei 事務所への家宅捜索は同社の対中管理体制にも波及する可能性があり、台湾当局は「共犯の可能性」も含め捜査を継続

出典: Nvidia Staff Detained by Taiwan in China Chip Smuggling Case — Bloomberg