Python の数値計算ライブラリ NumPy の 2.5.4 が 10 月 10 日に公開されました。2.5.3 以降に見つかったバグを直すパッチリリースで、線形代数関数に非有限値を渡したときの挙動が改善されています。科学計算やデータ処理で NumPy を使う開発者は、更新を検討する価値があります。対応する Python は 3.12-3.15 です。
主なポイント
numpy.linalg.svdとnumpy.linalg.lstsqは、無限大を含む入力で無意味な結果を返す代わりに例外を送出するようになりました。一部 LAPACK 実装でのハングも修正されています。numpy.linalg.condも非有限値の入力をより一貫して扱います。StringDTypeで、等価な NaN センチネルを持つインスタンスのハッシュが一致するようになり、dict や set での検索失敗が解消されました。MaskedArrayは、新しい dtype で表現できないfill_valueをデフォルト値に戻すようになりました。- 型ヒントの多数の修正と、MSVC 19.51 のバグ回避も含まれます。9 人が貢献し、17 件の PR がマージされました。