Vercel は 10 月 7 日 (UTC)、Next.js の 16.4.0 を公開しました。Turbopack 周りの既定値更新と Cache Components の格上げが中心で、next build の挙動と新規プロジェクト初期設定の双方に反映されています。

主なポイント

  • Turbopack は共有ランタイム (shared runtime) が既定で有効になり、本番ビルドではエクスポート名の難読化も既定で行われます (#99362, #99504)。CJS tree-shaking 周りは入れ替えが続いており、一部のパスは差し戻しが入っています。
  • Cache Components が create-next-app の既定フラグに昇格し (#99436)、内部的に PPR の信号として扱われるようになったため、旧 PPR 専用コードパスは削除されました。'use cache' の耐久性エントリやキャッシュ関連の修正も入っています。
  • Pages Router は React 18 サポートが非推奨になり、本リリースの最終コミットで React は 278794d7-20261002 ビルドまで引き上げられました。ReactDOM.browser 相当の挙動がフラグ付きで組み込まれた後、既定で有効化されています。
  • 部分プリフェッチの ensureStatic が安定化し、navigation() と prefetch() から unstable_ プレフィックスが外れました (#99241, #99513)。Strict route matching が既定で有効化され (#97397)、SWC は v79 に上がっています。

出典: Release v16.4.0 — vercel/next.js (GitHub)