NASA の Nancy Grace Roman 宇宙望遠鏡が現地時間 8 月 30 日 7 時 26 分(米東部時間)に SpaceX Falcon Heavy でケネディ宇宙センターの発射台 39A から打ち上げられました。打ち上げ 31 分後の 7:57 EDT に第 2 段から予定通り分離し、太陽と反対側の L2 ラグランジュ点(地球から約 100 万マイル)へ約 1 か月かけて向かいます。前日 8 月 29 日の打ち上げ前ブリーフィングで最終 GO 判定が下されていました。
主なポイント
- Falcon Heavy の 27 基の Merlin エンジンで 500 万ポンド超の推力を発生。両サイドブースターは分離後に着陸へ復帰、センターコアはドローン船に着水予定
- Roman は Hubble と同じ 2.4 m 主鏡ながら視野は 100 倍広く、Wide Field Instrument で銀河系外の膨大な天域を高解像度サーベイ
- 主要ミッションは宇宙膨張史の測定、暗黒エネルギーの性質特定、天の川内の系外惑星のマイクロレンズ検出、深宇宙撮像
- 打ち上げ後は太陽電池パドル展開と中間軌道修正噴射を経て L2 に到達し、機器の較正と初期科学観測に入る
- NASA は打ち上げ成功後にライブ中継を終了。プロジェクトは 2020 年に故 Nancy Grace Roman 博士(初代 NASA チーフ天文学者)の名を冠した