北京拠点の AI スタートアップ Moonshot AI は 2026 年 9 月 3 日、香港証券取引所への新規株式公開 (IPO) を機密裏に申請したことが Quartz や Business Standard などの報道で明らかになりました。目標調達額は 30 億ドルで、進行中のプレ IPO ラウンドでは 500 億ドルの評価が付いています。7 月時点の 300 億ドル評価から 2 カ月足らずで 66% の上昇となり、中国テック企業の資金調達としては極めて速いペースです。
主なポイント
- 主幹事は Goldman Sachs、CICC、Deutsche Bank の 3 行。Goldman と Deutsche Bank はコメントを差し控え、CICC は取材に応じていない
- 中核となるのは Kimi K3 (総パラメータ 2.8 兆、マルチモーダル、コンテキストウィンドウ 1M トークン) で、長時間コーディングや深いリーサニング用途を想定した設計
- 中国内の競合として DeepSeek が約 740 億ドル、Z.AI が 660 億ドルと評価されており、Moonshot はこの中では依然として下位に位置する
- 米政府は Moonshot が輸出規制対象の Nvidia GPU を使い、Anthropic の Claude を蒸留したとされる件で調査を続けており、IPO 過程での開示範囲が焦点
出典: Moonshot AI confidentially files Hong Kong IPO targeting $3 billion