TypeScript 製の AI エージェントフレームワーク Mastra の中核パッケージ @mastra/core 1.76.0 が 10 月 11 日 (UTC) に npm で公開されました。複数プロセスでエージェントを動かす構成で、クラッシュ復旧やメモリ更新の競合によって会話履歴が上書きされる問題への対策が中心です。
主なポイント
- durable agent の復旧処理が、別プロセスでまだ実行中の run まで再開していた不具合を修正しました。各 run は実行中の処理が「claim」を持ち、プロセス停止後約 30 秒で失効します。
recoverActiveRuns()は claim が有効な run をスキップし、recover()は実行中の run に対してエラーを返します。force: trueで引き継ぎも可能です。- PostgreSQL では
scope: 'resource'のスキーマ型 working memory の部分更新を行ロック付きトランザクションで deep merge し、同時更新でフィールドが失われなくなりました。非対応アダプターでの merge は HTTP 400 で拒否されます。 - サブエージェントへの委譲時に
threadMetadataを付与でき、テナント ID などでスレッドを検索できます。