英国の空港運営会社 Manchester Airports Group (MAG) は 8 月 28 日、サイバー攻撃により約 870 万人分の顧客データが流出したと公表しました。対象は Manchester (MAN)、London Stansted (STN)、East Midlands (EMA) の 3 空港。駐車場・ラウンジ・Fast Track の予約情報と空港 Wi-Fi 登録データが影響を受けましたが、決済情報や運用系システムへの影響は確認されていないとしています。
主なポイント
- 漏洩した項目はメールアドレス、電話番号、郵便番号、車両登録番号など。カード情報は含まれていない
- 攻撃者は身代金を要求したが MAG は支払いを拒否。当局には侵害通知済みで、UK ICO (情報コミッショナー事務所) が調査中
- MAG は影響を受けたシステムへのアクセスを制限し、外部のサイバーセキュリティ専門家を投入して封じ込めと復旧を実施
- 航空機運航・旅客安全・航空セキュリティ系システムには影響なく、フライトは通常運航を継続
- 空港予約プラットフォームや周辺サービスに対するサプライチェーン型侵害の可能性が指摘され、欧州の空港・空運業界のサードパーティ SaaS 管理体制が改めて問われる