熊本県で 7 月 28 日夕方に発生したマグニチュード 7.1・最大震度 7 の地震により、八代市・宇城市などの一部エリアで携帯電話サービスに障害が発生しました。伝送路断や基地局の停電を受け、NTT ドコモと KDDI は同日中に事業者間相互接続サービス「JAPAN ローミング」の提供を開始し、7 月 29 日午前も継続しています。総務省が 2025 年に制度化した同スキームの実災害での本格運用は今回が初めてで、日本の災害時通信インフラの実効性が試される最初のケースとなりました。
主なポイント
- JAPAN ローミングは、契約キャリアの網が使えなくなった端末を自動で他社網に接続させる仕組み。今回はフルローミング方式で、音声通話・SMS・データ通信 (上限 300kbps) を利用可能
- 障害は NTT ドコモが八代市の伝送路断、KDDI が八代市・人吉市で基地局停電と伝送路断が原因。楽天モバイルはパートナー回線 (au / ドコモ) 側の影響を受けた
- ソフトバンクは自社網が影響を受けなかったため受け側として動作。同社は災害時無料 Wi-Fi「00000JAPAN」も開放
- ユーザー側は基本的に設定不要で、圏外化した端末が自動で提供元キャリア網に接続。緊急通報 (110/118/119) も他社網経由で発信可能
- 各社は災害用伝言板を開設。復旧作業と並行して JAPAN ローミングを継続提供中
出典: 熊本地震の影響で通信障害が続く ドコモと KDDI は JAPAN ローミングを提供中、無料 Wi-Fi「00000JAPAN」も開放 — ITmedia Mobile