東京商工リサーチが 8 月 4 日に公表したデータによると、2026 年上半期 (1-6 月) の「デザイン業」倒産 (負債 1000 万円以上) は 40 件で、前年同期の 15 件から 166.6% 増 (約 2.7 倍) となりました。上半期 40 件超えは 2011 年以来 14 年ぶりで、生成 AI とデザインソフト普及による顧客の内製化が主因と分析されています。

主なポイント

  • 上半期倒産件数は 40 件、前年同期比 166.6% 増。このペースが続けば通年で 80 件を超え 2011 年以来の水準に到達する見通し
  • 淘汰の 3 類型: (1) AI により顧客側で低コスト・高速にデザインを内製、(2) 紙媒体中心の企業が SNS 広告移行で受注減、(3) インテリア系が住宅建築倒産増の煽りを受ける、と TSR は整理
  • グラフィックデザインや Web デザインの受託中心事業者ほど影響が大きく、独自性のない小・零細規模ほど淘汰圧が強まる構図
  • 同じく TSR は 7 月に「情報サービス業」倒産 166 件 (前年同期比 18.5% 増、10 年で最多、初報 2026-07-15) を公表しており、AI 内製化が業種横断で業界構造を揺らしている

出典: AI普及でデザイン業の倒産が前年比2.7倍に 「独自性なき企業は淘汰」 東京商工リサーチ (ITmedia NEWS)