IP データ企業の IPinfo は 2026-10-15、BGP 経路の正当性を検証する仕組み RPKI の普及状況をまとめた分析を公開しました。経路ハイジャック対策の進み具合を示すデータで、ネットワーク運用者やホスティング事業者に関係します。

主なポイント

  • RPKI で「有効」と判定される経路プレフィックスの割合は、2025 年 9 月の 54.0% から 2026 年 9 月に 70.3% へ増えました。前の 2 年は年 3-4 ポイントの伸びでした。
  • プレフィックス単位では IPv6 が 79%、IPv4 が 68% です。中国は IPv4 アドレスベースで 3.7% から 83.0% に急増し、世界全体の増加分のほぼ 6 割を占めます。
  • 有効な経路の一部は maxLength の設定が広く、偽装したより細かい経路の広告を許す状態です。IPv4 では対象経路の 16.2% が該当し、2026-08-28 には Hetzner で実際の偽装起点ハイジャックが起きました。
  • 経路の AS パスを検証する ASPA を公開するネットワークは、1 年で 131 から 3,272 に増えました。
  • データは RIPE RIS と RouteViews の公開コレクタをもとにした、主に 2026-09-28 時点のスナップショットです。

出典: RPKI now protects 70% of internet routes