Marvell Technology は 8 月 19 日、Alphabet 傘下 Google と拡張した商業契約を結び、その報酬として Google に対し発行済株式の約 7% 相当を取得できる新株予約権 (ワラント) を発行したと発表しました。権利行使価額は 1 株 206.58 ドル、上限まで行使された場合の総額は約 122 億ドルにのぼり、AI 推論アクセラレータ・ネットワーキング・メモリ制御など TPU 周辺の広範なカスタムシリコンを対象とします。

主なポイント

  • ワラント総株数は 58,970,907 株、行使価額 206.58 ドル/株で総額約 122 億ドル
  • ベスティングは初年度に約 140 万株が確定し、以降は Google の累積購入額 5 億ドルごとにトランシェが解放
  • フルベスティングには最終的に約 1,200 億ドル分のカスタム製品購入が必要 (契約期間はおおむね 2033 会計年度まで)
  • Marvell の対象製品は AI 推論アクセラレータ、ストレージ・ネットワーキング・メモリインタフェース、ニアメモリコンピューティング等で、Google の TPU 系ワークロードを補完する広範囲
  • Marvell 株は発表後の時間外・寄付後で一時 10-13% 上昇、対照的にライバル Broadcom は 3% 超の下落
  • Hyperscaler が特定 ASIC ベンダを株式で「囲い込む」動きが今回でほぼ一巡し、Nvidia GPU 依存低減の潮流を裏書きする形

出典: Marvell's stock pops 10% on AI chip deal that lets Google buy up to $12.2 billion in shares (CNBC)