富士電機グループの日本人社員 2 人が中国・遼寧省大連で「国家輸出入禁止貨物密輸罪」の疑いで正式逮捕された事件について、日本テレビが 7 月 20 日、発覚の経緯を詳報しました。2 人はレアアース磁石をモーターなどの完成品に組み込み日本へ輸出、日本国内で分解し磁石だけを取り出す方法を採っていた疑いがあります。初報は 2026 年 7 月 1 日 (日本テレビ、共同通信)。

主なポイント

  • 2 人は 5 月 18 日と 25 日に大連で拘束され、6 月中下旬に税関当局が正式に逮捕。中国での日本企業関係者を対象とするレアアース関連の刑事捜査としては初の確認例
  • 富士電機の中国子会社はモーターや電磁接触器などを製造、NdFeB (ネオジム鉄ボロン) 磁石を組み込んだ完成品の輸出構造が問題視された
  • 中国は 2026 年 1 月から重希土類および関連磁石の対日輸出を厳しく制限、7 月 1 日にはレアアース違反行為の通報を促す制度も施行済み
  • 業界では従来「取り外し不可能な加工品は輸出管理対象外」との解釈が一般的で、今回の摘発は運用の恣意性への警戒を高めている

出典: レアアース磁石を無許可で輸出か、富士電機グループの日本人 2 人を逮捕 中国