NTT ドコモは 7 月 31 日、Ericsson の最新 5G ベースバンド機『RAN Processor 6672』を国内で商用初導入したと発表しました。同機は Ericsson が自社設計したカスタム ASIC 群 (Ericsson Silicon) を搭載し、前世代比で処理容量は 2 倍、消費電力は半分以下になります。ドコモは商用展開を 6 月中に完了しており、7 月末の発表で公式化。KDDI・ソフトバンクに続く採用で、日本 3 大キャリアはいずれも Ericsson の独自シリコン基盤に揃うことになりました。

主なポイント

  • 導入機は Ericsson が Intel 4 プロセスで製造委託した RAN 特化 ASIC を搭載し、4G・5G・5G Advanced に加えて RAN 内の AI/ML 処理も想定した設計
  • ドコモの商用ネットワークで運用を開始済み。日本国内でこの最新世代を商用投入するのは同社が初と Ericsson が明言
  • 従来世代比で 2 倍の帯域処理性能と半分以下の消費電力。基地局の実装密度向上と電力コスト削減、AI ワークロードのエッジ収容余地拡大に寄与する
  • KDDI・ソフトバンクが 2026 年内に相次いで Ericsson の独自シリコン系ベースバンドに乗った流れに続く形。日本 3 大キャリアの 5G 基盤が同一ベンダーの独自チップに寄る構図となった
  • 5G Advanced や 6G 準備段階での AI 処理オフロードの舞台が事業者ネットワーク側に広がる兆しとして注目される

出典: DOCOMO Completes Japan's First Commercial Deployment of Ericsson's Latest High-Capacity RAN Processor 6672 (NTT DOCOMO)