Cloudflare は 10 月 1 日付の Workers 互換性日付(compatibility date)で、Durable Objects の保留 I/O 操作がクライアント切断後も Durable Object を生かし続ける挙動を標準化しました。切断後に処理を続けたい AI エージェントや長時間ジョブの実装に、既定で効く変更です。

主なポイント

  • 互換性日付 2026-10-01 以降の Worker は、サービスバインディング要求や別 DO への RPC・fetch、this.ctx.container.monitor()、waitUntil の Promise、setTimeout/setInterval の保留が続く間 Durable Object のアイドル退避を止める。
  • 旧日付でも durable_object_io_tasks_prevent_eviction フラグで有効化可能。従来挙動を保ちたい場合は durable_object_io_tasks_do_not_prevent_eviction でオプトアウトする。
  • 1 件の保留 I/O が維持できる上限はアイドル状態で 15 分だが、新しい保留 I/O が始まるたびに時間が延長される。期間課金はメモリ常駐中継続する。
  • エージェントがツールをサービスバインディング経由で呼び出し、他 DO と調整したりコンテナ処理の完了を待ったりする構成が、クライアント接続維持なしで組みやすくなる。

出典: Durable Objects Changelog(Cloudflare 開発者ドキュメント)